(写真)質問する本村伸子議員=26日、衆院法務委
日本共産党の本村伸子議員は26日の衆院法務委員会で、広島2区選出の平口洋法相に対し、被爆地を代表する政治家として非核三原則を堅持する決意をただしました。平口法相は「非核三原則は所管外で答える立場にない」と拒否。中国新聞ウェブ版で平口氏が「三原則は守ってもらいたい」と答えていると指摘しても、同じ答弁を繰り返しました。
本村氏は、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が20日発表した声明で、高市内閣は与党内で非核三原則の見直し議論を開始させようとしているが、「『ふたたび被爆者をつくるな(ノーモア・ヒバクシャ)』は、わたしたち被爆者のいのちをかけた訴えです。核兵器は絶対に許してはなりません」と強く抗議していると指摘。非核三原則の見直しをやめさせるため、「政治家として動いていただきたい。被爆者の思いを伝えていただきたい」と迫りましたが、平口法相は「一政治家としての答えは差し控えたい」と述べるにとどめました。
本村氏は「核兵器廃絶、非核三原則の堅持、法制化をぜひ実現をしていただきたい」と強く訴えました。

