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2025年11月30日

国交省内でパワハラ

衆院委 堀川氏 実態調査求める

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(写真)質問する堀川あきこ議員=28日、衆院国交委

 日本共産党の堀川あきこ議員は28日の衆院国土交通委員会で、堀川氏に寄せられた国交省内のハラスメント被害を告発し、実態調査を求めました。

 堀川氏の事務所には国交省職員や家族から次のような相談が寄せられています。事例(1)女性や非常勤職員に対する侮蔑的言動が日常的にある(非常勤職員)(2)所長が「バカなトラブルを事務所にタレこむ、いけ好かないくそ野郎」などと攻撃的なメールを何度も送ってくる/使えないようにデスクと椅子にガムテープを貼られた(任期付き職員Aさん)(3)局長のパワハラで心身が疲弊し、いつ倒れるかと心配(本省職員の家族)

 堀川氏は「ひどい実態が放置されている」と批判し、同省内のハラスメント件数や是正された件数を把握しているのかと追及。金子恭之国交相は、人事院の2020年度調査ではセクハラ16件、パワハラ66件で、解決に至ったケースは把握していないと答弁しました。堀川氏は「深刻なのは、組織を信用できず、内部通報制度を利用できないと被害者が訴えていることだ」と強調しました。

 事例(2)のAさんは、ハラスメント相談員の課長はじめ、人事課、人事院、労働局にも相談したが対応してもらえず、警察に被害届を提出。これを受け、相談員であるはずの課長は、Aさんをおとしめるための情報提供を職員に求めたといいます。

 堀川氏は「被害者への報復的行為、事実のもみ消しが省内で横行している」と指摘して実態調査を実施するよう求めました。金子国交相は「職員アンケート等も含め対応するよう努める」と答弁しました。