日本共産党の岩井鐵也財務・業務委員会責任者は28日、2024年政治資金収支報告書の公表にあたり次の談話を発表しました。
一、政党・政治団体の2024年政治資金収支報告書が公表されました。日本共産党中央委員会の収入総額は184億6238万円(前年比94・9%)、支出総額は190億7503万円(前年比100・8%)となり、6億1265万円の赤字でした。繰越金は10億2493万円です。収支および資産の概要は別表のとおりです。
二、日本共産党は、党員が納める党費と「しんぶん赤旗」読者からの購読料、個人からの寄付など、党員と支持者から寄せられる浄財で党の財政運営をおこなっていることは、収支報告書の結果からも明らかです。
機関紙誌等事業活動が、収入の81・3%、支出の60・9%を占めています。このことは、日本共産党が「しんぶん赤旗」を中心に、国民と深く結びついて活動していることの反映です。
中央委員会と全国の都道府県・地区委員会に寄せられる個人寄付の合計額は、毎年80億円近くにのぼっています。2024年は、総選挙があったことから、党活動を支えるために、各地で多くの個人寄付が寄せられました。
中央委員会への個人寄付は、前年より増えて7億円を超えました。遺贈も含まれます。これは、「総選挙募金」とともに、「党本部ビル改修募金」の呼びかけに応えて、個人寄付が多数寄せられたためです。本部ビル改修のための借入金もあったことから、「借入金」も増えています。心から感謝申し上げます。
支出では、総選挙があったこと、全国から党大会代議員が集まって開催した第29回党大会での旅費・交通費などにより「その他の政治活動費、地方党機関への交付金」が増えました。
三、「政治とカネ」の問題が政治の重要な焦点になっています。日本共産党は、カネの力で政治をゆがめる企業・団体献金も、憲法違反というだけでなく、政党の堕落につながる政党助成金も、いっさい受け取っていません。だからこそ、「政治とカネ」の問題についてとことん追及することができます。同時に、党財政を確立・強化するためにも党費、募金活動をはじめ、党財政の最大の基盤である党づくりで後退から前進へと転じるために力をつくす決意です。
支持者のみなさんの財政面での引き続くご協力をお願いします。

