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2025年11月29日

高市政権の無反省 24年政治資金報告

自民、パーティーやめられない

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 総務省が28日に公表した2024年分の政治資金収支報告書で、高市早苗政権の幹部が政治資金パーティーで多額の収入を上げていたことがわかりました。自民党派閥のパーティーを巡る裏金事件があっても、パーティーがやめられない高市内閣の無反省ぶりが見えてきます。

 24年の収支報告書によると、閣僚と自民党執行部の7人が同年中に政治資金パーティーで1000万円以上の収入を得ていました。(表)

 高市首相は開催していないものの、片山さつき財務相が5回で計6543万円もの収入を得ています。自民党総裁選に出馬した林芳正総務相、茂木敏充外相、小泉進次郎防衛相もパーティーを開き、多額の収入を得ていました。

 高市首相は、「有権者から認めていただいた」として、新政権で裏金議員を相次いで起用しました。26日の党首討論で、企業・団体献金の規制を求められ、「そんなことより、ぜひ定数削減やりましょう」と答えた高市首相。裏金事件が、まるで“決着済み”かのような言いぶりでした。

 「濡(ぬ)れ手で粟(あわ)」で多額の収入が得られるパーティーがやめられない自民党の体質を示しています。