2025年7月30日(水)
ウィシュマさんを侮辱
参政党・梅村氏
参政党の梅村みずほ参院議員は選挙後、テレビ番組に連続出演し、外国人政策を巡る発言を繰り返しています。「区別」と「差別」は違うと、しきりに主張していますが、これまで外国人を不当に攻撃する発言で批判を受けてきた人物です。
日本維新の会所属時の2023年5月の参院本会議では、21年に入管施設で死亡したスリランカ人女性のウィシュマさんについて、支援者の一言が「医師から詐病(さびょう)の可能性を指摘される状況へつながった恐れも否定できない」などと侮辱する発言を行いました。その後も「ハンガーストライキによる体調不良だったかもしれない」などと根拠のない暴言をつづけ、党員資格停止6カ月の処分を受けています。
ウィシュマさんの遺族代理人弁護士の高橋済さんは「梅村氏は元々、排外主義的な発想で、外国人の人権をないがしろにするような発言をしている。ある意味では参政党を体現している存在だ」と語ります。参政党という新たな足場を手に入れたことで、排外主義的言動をさらに加速させる危険があります。