2025年7月30日(水)
山添氏が朝生で冷静に反論
参政党のデマに事実で対抗
SNSで700万回超の反響
27日夜放映のBS朝日「朝まで生テレビ!」で、日本共産党の山添拓政策委員長が外国人政策を巡り、参政党の梅村みずほ参院議員と交わした論戦が話題です。山添氏は参政党の主張に事実を挙げて冷静に反論し、「外国人への偏見をあおるデマが広げられている」と厳しく批判。SNS上では山添氏の発言に共感する声が広がり、関連投稿の閲覧数が700万回を超えるなど、大きな反響を呼んでいます。
番組では、参政党が参院選で主要政策として掲げた外国人政策について議論。山添氏は「本来は自民党政治をどうするかが焦点のはずだった」、「ところが、途中から新しい党が伸びるかどうか、その中で外国人政策が焦点であるかのように描かれ、しかも、その際には外国人に対しての事実に基づかないデマと言ってもいいような話が振りまかれ、偏見があおられた」と指摘しました。
さらに、外国人の犯罪が増えたとの言説が振りまかれたことについて、「むしろ検挙件数は減っている。20年で3分の1だ」と指摘。生活保護や国民健康保険を外国人が「悪用」「タダ乗り」しているとの主張については、「そうした事実はない。実際には(外国籍の生活保護受給世帯は)3%にみたない」、「国保に入っている人はいるが、実際に医療を受けている人は(保険加入率より)少ない。むしろ保険料を払って日本を支えている」と事実を語りました。
梅村氏は「『差別』と『区別』をわかっていない」などと反論するも、追い込まれると「選挙で民意を得たのはどちらか」と言い放つ始末。山添氏は「それが、デマに基づくものであれば世論を誘導している」ときっぱり断じました。
SNS上では「山添さんの、このデータに基づく強さは独特だよな。素晴らしい」など称賛の反応が多数寄せられました。
外国人への差別と分断をあおる参政党か、排外主義に断固として立ち向かい、事実にもとづく論戦で政治を変えようとする日本共産党か―。今回の論戦で、その違いがより鮮明になりました。