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2025年7月29日(火)

保険証 捨てないで!

国保 期限切れでも受診できます

来年3月末まで

 有効期限が切れた健康保険証を捨てないでください―。7月以降に保険証の有効期限を迎える国民健康保険(国保)加入者について、厚生労働省は2026年3月末まで従来の期限切れの保険証や「資格情報のお知らせ」でも保険医療を受診できるよう事務連絡を出しています。7月末に保険証の有効期限を迎える国保加入者は1700万人(全体の7割)にも及びます。

 マイナンバーカードに保険証(マイナ保険証)を登録している人には「資格情報のお知らせ」、マイナ保険証を登録していない人には「資格確認書」が交付されます。一方、厚労省は6月27日に、有効期限が切れた保険証でも医療機関を受診できるよう事務連絡を発出。患者が医療機関の窓口に期限切れの保険証を持参しても10割の自己負担を求めるのではなく、被保険者番号などによりオンライン資格システムで資格情報の照合を行うよう求めています。

 福岡資麿厚労相は今月1日の記者会見で、あくまで「暫定的な対応」としながらも「(期限切れに)気づかずに古い保険証を持ってきてしまう、資格確認書と勘違いして資格情報のお知らせを持ってきてしまうケースに柔軟に対応できるよう(事務連絡を)示した」と述べました。

 日本共産党の田村智子委員長は25日に自身のSNSで「そのまま使えるなら、紙の健康保険証廃止をやめればよい。これが混乱を防ぐ最良の策だ」と強調しました。


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