2025年7月26日(土)
九州広域 低空飛行可能
陸自オスプレイ28日訓練開始
佐賀駐屯地配備 全区域図を提出
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陸上自衛隊は25日、佐賀駐屯地(佐賀市)への配備が開始されたV22オスプレイの飛行訓練を、28日から開始すると発表しました。九州各地の自衛隊駐屯地に順次、飛行を開始します。これに先立ち、防衛省は日本共産党の田村貴昭衆院議員に、航空法上の最低安全高度(人口密集地で水平距離600メートル以内の最も高い建物の最上部から300メートル、その他で地上・水上から150メートル以上)を下回る低空飛行訓練が可能な区域図を提出しました。本紙はこれをもとに、区域を地図に記しました。
防衛省はすでに、十文字(大分県別府市)、日出生台(ひじゅうだい)(同)、大野原(長崎県東彼杵町=ひがしそのぎまち)、大矢野原(熊本県山都町=やまとちょう)各演習場で、夜間を含めて低空飛行訓練の許可を出しています。同省はこれ以外の各区域で、「V22が低空飛行訓練を実施する可能性はある」としています。同省が示した区域には、人口密集地に近い演習場や駐屯地も数多く含まれています。
防衛省が提出した全区域図は26日中に、日本共産党九州・沖縄ブロック事務所のホームページで閲覧可能になります。